| 関連するヘルプ・トピック | 追加情報 |
プロバイダ(またはプロデューサ)とは、ポートレットのコンテナとして使用されるエンティティです。
プロバイダは、Oracle Portalとプロバイダのポートレットとの間の通信リンクとして機能します。Portalはプロバイダと通信し、次に、プロバイダはそのポートレットと通信します。Oracle Portalがポートレットと直接通信することはありません。通信は常に、ポートレットが含まれるプロバイダ経由で行われます。プロバイダはポートレットの実際の実装をPortalから切り離し、Portalのアーキテクチャが単純になるようにします。
注意: WSRPポートレットのプロデューサは、PDK-Javaポートレットのプロバイダに似ています。
プロバイダのインタフェースには、Web、WSRPおよびデータベースの主要な3つのタイプがあります。
Webプロバイダは、Webアプリケーションとして作成されるプロバイダです。このプロバイダは、Webサーバーにインストールおよびホストされ、Portalからはリモート状態になります。Webプロバイダとして公開されたポートレットは、任意のWeb言語で開発できます。Portalは、HTTPプロトコルを使用してWebプロバイダと通信します。ポートレットを開発してそれをWebプロバイダとして公開する場合には、いくつかの利点があります。
ポートレットを作成するために既存のWebアプリケーション・コードを導入できます。
Oracle Portalを外部から管理できます。
Oracle Portalのユーザーにホスト用のサーバーを提供できます。
既存のWeb言語を使用してポートレットを作成できます。
ポートレットをWebプロバイダとして公開するには、ポートレットを管理し、SOAP(XML)を使用してOracle Portalとの通信も可能なプロバイダを作成する必要があります。ポートレットをWebプロバイダとして公開する方法は、Oracle Portal Developer Kit(PDK)を参照するか、Oracle Technology Networkのドキュメント・ページから利用できるOracle Application Server Portal開発者ガイドを参照してください。
Web Services for Remote Portlets(WSRP)。ポータルまたはその他の中間Webアプリケーションを使用して、ユーザーが直接接する視覚的なWebサービスのプラグ・アンド・プレイを可能にするWebサービス標準です。標準として機能するために、WSRPは、特定の言語(JSR 168、.NET、Perlなど)に基づいた標準対応のコンテナとWSRPポータルとの間の相互運用性を有効にします。したがって、WSRP対応のコンテナにデプロイされるポートレット(言語に関係なく)は、この標準をサポートするポータルでレンダリングできます。
ポートレットをWSRPプロデューサとして公開するには、ポートレットを管理するプロデューサを作成する必要があります。WSRPの詳細は、Oracle Technology NetworkのWSRP and JSR 168 Standardsを参照してください。ポートレットをWSRPプロデューサとして公開する方法は、Oracle Technology Networkのドキュメント・ページから利用できるOracle Application Server Portal開発者ガイドを参照してください。Oracle Portal Verification Serviceを使用して、WSRPプロデューサをオンラインでテストすることもできます。
データベース・プロバイダは、PL/SQLパッケージとして作成されるプロバイダです。データベース・プロバイダを使用して、データベース内に常駐するPL/SQLポートレットを作成します。PL/SQLポートレットは、ストアド・プロシージャとして実装され、データベース内で実行されます。これらのプロシージャは、PL/SQLで作成するか、またはPL/SQLでラップされたJavaストアド・プロシージャにすることができます。ポートレットにデータベースとの大量の通信が必要な場合、または開発チームにオラクル社製品を使用した経験者がいる場合は、PL/SQLポートレットを使用してください。
ポートレットをデータベース・プロバイダとして公開する方法は、Oracle Technology NetworkのOracle Portal Developer Kit (PDK)を参照してください。
リモート・サーバー上のデータベース・プロバイダにアクセスする場合は、Webプロバイダと同様にデータベース・プロバイダにアクセスできるようにする、フェデレーテッドPortalアダプタを使用します。
注意: フェデレーテッドPortalアダプタを使用するプロバイダを登録する場合は、そのプロバイダをWebプロバイダとして登録する必要があります。
PDKを使用して作成されたデータベース・プロバイダの他に、次の2種類の特殊なデータベース・プロバイダがあります。
内部プロバイダは、ページ・グループのページ、ナビゲーション・ページ、カテゴリまたはパースペクティブがポートレットとして公開されたときに作成されるプロバイダです。
Portal DBプロバイダは、フォーム、レポート、チャートなどのコンテナです。
詳細は、Oracle Technology NetworkのOracle Portalドキュメントに関するページを参照してください。
Copyright © 1994, 2009, Oracle. All rights reserved.